CAREER ROOKIESは、大学生なら誰でも参加できる1日完結型のビジネスコンテスト。意識の高さをアピールする場ではなく、楽しくビジネスに触れたり、挑戦を通して新しい自分を発見したりすることを目的としています。
ではCAREER ROOKIESにはどんな学生が参加しているのか?実際に参加している学生たちの課外活動を特集するインタビュー企画「ROOKIES STUDENTS」。その第2弾として、CAREER ROOKIES(東京)に参加してくれた中央大学2年生の羽畑海哉さんに、普段取り組まれている活動について伺いました!
*このインタビューは2024年2月に行われました
羽畑さんは地域の特産物を活用したプロジェクトに取り組む大学2年生
ー今日はよろしくお願いします。この記事ではCAREER ROOKIESやビジコンというより、学生が取り組む課外活動について紹介してもらいたいんですが、羽畑さんが取り組んでいるものはなんですか?
大学の授業の一環で、東京都檜原村の活性化を目指すプロジェクトに取り組んでいます。具体的には檜原村の特産品であるヒノキのおがくずを使ったコーヒーの販売とクッキーの開発ですね。コーヒーについては、「檜木ノ珈琲」として、檜原村のお土産ショップや、豊洲で開催された東京味わいフェスタなどのイベントで販売しています。
ー商品開発を大学の授業でされているんですね。
はい。中央大学にはソーシャル・アントレプレナーシップ・プログラムという起業家精神を養うことを目的とした授業があるんです。通常の授業とは別枠で、フィールドワーク中心の内容に2年間取り組みます。基本的にグループ活動で行うものになっていて、僕のグループのメンバーは、2年生5人です。
僕がこの授業を受け始めたのは、去年の9月から。その前の代の先輩が行っていたプロジェクトを引き継いで活動しています。僕たちが普段販売しているコーヒーは、そのときの先輩たちが開発したものなんです。
ー羽畑さんたちはクッキーの開発に取り組まれているとのことですが、なぜクッキーにされたのでしょうか。また、開発はどんな感じで行っていたんですか?
コーヒーに合うお菓子で、ヒノキの魅力が活かせるものを作りたいと思ったからです。開発は、僕たちが試作してから、クッキーを作る企業に再度レシピを調整してもらいます。
試作は、公民館のキッチンを借りて行いました。砂糖の量などを少し変えるだけで味が変わりますし、ヒノキは入れすぎるとパサパサするので、量の調整がすごく大事なんです。試作したレシピを提出した後に、企業でも3回ほどレシピを調整してもらいました。
ーしっかり考えながら開発されたんですね。ちなみにヒノキのコーヒーとクッキーってどんな味なんですか。
コーヒーはドリップタイプで、ヒノキの落ち着いた爽やかな香りを楽しめます。クッキーは木を食べているような食感が特徴です。
ー美味しそうですね!活動の話に戻りますが、プロジェクトに関わることでご自身が成長されたと感じることを伺いたいです。
僕はグループのリーダーをやっているのですが、チームワークを上手く形成したり、メンバーに仕事を振ったりすることは大変ながらも、成長に繋がっていると感じています。
それぞれがどんな仕事をしたら良いか分からないと活動が進まないので、特性を見極めて指示を出すようにしています。あとは、小さいことでも文字を起こして取り組むようにもしていますね。
また、プロジェクトには、檜原村のお土産屋さん・クッキーを作る企業・檜のおがくずを提供してくれる方々・殺菌粉末加工を行ってくださる方々など、たくさんの人が関わっているので、その分の責任感も強く感じています。メールでのやり取りやタスクの期日を守ることなど、一つひとつの小さなことを徹底することが重要なのだなと。
ー活動している中での目標はありますか?
開発中のクッキーは、4月までに完成させたいです。その上で、年内中にイベントやお土産屋さんで通常販売するための基盤を整えて、次に授業を受ける後輩に引き継ぎたいと考えています。
長期インターンにも参加!
ーこの活動で得られたスキルで、他に生きていることはありますか?
進捗管理能力、マルチタスク、企業へのメールの作成、責任感、リーダーシップ・・・いろいろありますね。特に同時に5つくらいの企業、教授、別チーム、チームメンバーとやりとりをしないといけないので、それぞれの仕事の状況を把握する必要があり、マルチタスク能力が本当に身についたと思います。僕は長期インターンもしていて、そこでメール作成をすることもあるので、相互に活かされていますね。
ー長期インターンもされているんですね!どんなインターンをされているんですか?
IT系の企業で、カスタマーサクセスという部署でシステム導入の補助、問い合わせ対応などをやっています。それに加えて社内資料の整備、新人インターンの研修などにも関わっています。
ーどうして長期インターンをやろうと思ったんですか?
単純に言うと、バイトとは違う成長出来る形でお金を稼ぎたかったからですね。コーヒーの活動などでも資料作成などの少し仕事に近い内容はそれなりに楽しいと感じていて、同じようにインターンを初めても楽しみながら働けるのではないかと思ったんです。
大学生は、動かなければ何も始まらない
ー羽畑さんは将来、どんなキャリアを歩みたいですか。
今回のプロジェクトもですが、元々ジョブチューンなども好きだったので、将来は食品メーカーの商品開発に関われたらと考えています。また、商品を生み出すだけでなく、マーケティングなどにも興味がありますね。ジャンルは今のところお菓子です。
ーちなみに、どうしてCAREER ROOKIESに参加してくれたんですか?
ビジコンに興味があって、今までアイデアコンテスト、アイデアソンなど出たことがあったんですが、ビジネスコンテスト、それも当日まで何について話すのかもわからないというものは出たことがなかったのでとても興味があったんですよね。
ービジコン経験がないから不安、という方も多いんですが不安はありませんでしたか?
参加した時期はとにかくなんでもやりたい時期だったので、戸惑いはありませんでした。また、CAREER ROOKIESは当日チームを結成するということで、元からチームを結成して参加しなくていいということで逆にやりやすいんです。ただ他のコンテストとちがって事前に顔合わせをしないため、当日にスピーディーなプランニングをする必要があるので、少し時間が足りないと感じることもありましたが、時間あたりの得られたものが1番大きかったと感じたイベントでしたよ。
ー新しい第一歩を踏み出せない学生に一言メッセージをお願いします!
とにかく興味をもったことにはなんでも参加した方がいいと僕は思っています。興味があるか微妙でも、とりあえず突っ込んでみるべきです。大学生活は自分から動けばなんでもできるし、逆に動かないとなんにもできないので、色々なことにチャレンジした方がいいなと。少し忙しくなることもりますが、それはあとからいくらでも調整可能です。大学生のうちに沢山経験をつんでから社会に出たいと僕は思っていますね。
コメント